AIは、もはや特別な技術ではない。
だが、その可能性を活かせている企業はごくわずかだ。
ハルシネーション、データ品質、セキュリティ、人材不足──こうした課題がAI活用を阻んでいる。
一方、克服し前進する企業との差は広がりつつある。
WorksWay 2025では、「データ」「人材」「システム」の視点から、AIを競争力へと転換する道筋を探る。
AIを“魔法のツール”ではなく、“経営の武器”へ。
その変革を今ここから始めよう。
以下の限定特典をご用意しています。
1.「 “業務システムのAI”をやさしく解説」オンデマンド動画
2.「コピペで使えるChatGPTプロンプト集」PDFファイル
SPEAKERS
SPONSOR
10:00 - 10:15
市場調査会社、会計コンサルティング会社を経て、デル株式会社へ入社、主に財務関連業務に従事。同社においてアジア太平洋地域 財務企画部門統括、韓国CFO、日本CFOなどを歴任。その後オクターヴジャパン株式会社にてエアアジア・ジャパン設立準備に参画、エアアジア・ジャパン株式会社設立後、最高財務責任者および代表取締役社長を歴任。2017年12月、当社取締役 最高財務責任者就任。2019年9月、代表取締役 最高執行責任者就任。2021年9月、代表取締役最高経営責任者就任。
秦 修
株式会社ワークスアプリケーションズ 代表取締役最高経営責任者(CEO)
10:15 - 11:15
近年のAIの急速な進化は、企業経営において根本的な見直しを迫る避けては通れない経営課題となっております。しかしながら「なぜ必要なのか―」「どう経営に活かせばいいのか」という、真の理解が十分には浸透していません。本講演では、世界の経営学の視点から、AIというテクノロジーが企業の戦略にどのようなインパクトを与えるのか、その本質に迫ります。
慶應義塾大学卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所でコンサルティング業務に従事後、2008 年 米ピッツバーグ大学経営大学院より Ph.D.(博士号)取得。
同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。 2013 年より早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授。 2019 年より教授。専門は経営学。国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表。メディアでも活発な情報発信を行っている。
入山 章栄氏
早稲田大学大学院 経営管理研究科 早稲田大学ビジネススクール 教授
11:20 - 12:00
急速に進化するAIテクノロジーは、企業の競争力と持続的成長を左右する重要な要素となりえます。本セッションでは、日本特有の複雑な業務要件に対応しながらも、ノーカスタマイズ・無償バージョンアップを貫く当社ERP「HUE」に標準搭載されたAI機能をご紹介します。
「いま、標準に合わせて準備する」ことで、変化の激しい時代にも柔軟に対応し、未来への進化を実現する──そんな“AI-READY”な経理業務のあり方と、継続的成長を可能にするERPについて解説します。
2010年に株式会社ワークスアプリケーションズへ入社後、会計製品開発部門で債権債務管理モジュールの開発を担当。2018年には同モジュールの責任者に就任し、大規模プロジェクトにおける会計製品全体の取りまとめを経験する。2021年に会計製品開発の開発本部長となり、翌2022年にはERP事業本部 執行役員に就任。
石川 翔悟
株式会社ワークスアプリケーションズ
ERP事業本部 執行役員
12:10 - 12:50
AIエージェントの進化により、データの役割は「記録・分析」から「自律的な業務遂行」の原動力へと大きく変化しています。本講演では、こうした変化を踏まえ、エンドユーザー企業に求められるデータへの取り組み、そして業務ベンダー側に求められるデータやノウハウについて、具体的な視点から考察します。
筑波大学で経営工学を専攻。前職の株式会社ネクストスケープで14年間リーダーシップチームで活躍し、現在は日本マイクロソフト株式会社の業務執行役員として、大企業、中堅企業向けのAzure & AI プラットフォーム責任者を務めている。お客様のDigital/AI Transformationを支援し、ビジネスの成長と革新を推進している。人口減少に伴う多様な働き方において、どのように成果を上げていくかが現在のテーマ。
小杉 靖氏
日本マイクロソフト株式会社 Azure & AI プラットフォーム統括本部
業務執行役員 統括本部長
13:00 - 13:40
これまで何度となく訪れた人工知能ブームは、第3次と言われる現在に至りChatGPTを筆頭とする生成AIの登場で世界に大きなインパクトを与えましたが、すでにAIエージェントといったさらなる進化が始まっています。生成AIが登場した頃の「AIが仕事を奪う」といったネガティブな話題よりも、「いかにAIを活用することで経済を発展させるか」についての議論の方が目立つようになってきました。今後、避けることができない人とAIとの共生において、我々に求められる変容について考察したいと思います。
慶應義塾大学理工学部教授、同学共生知能創発社会研究センター長。人工知能学会会長。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。NTT基礎研究所、大阪大学、電気通信大学を経て2018年より現職。JSTさきがけ「社会変革基盤」領域統括、オムロンサイニックエックス社外取締役、総務省・情報通信法学研究会構成員等。マルチエージェント、複雑ネットワーク科学、計算社会科学等の研究に従事。著書『AIにはできないー人工知能研究者が正しく伝える限界と可能性』(角川新書)、編集『人工知能学事典』(共立出版、2017)等多数。
栗原 聡氏
慶應義塾大学
理工学部 教授
13:50 - 14:30
ビジネス人材に求められる「スキル」「役割」そして「意識」は昨今の経済状況、労働環境の変化、AIに代表されるテクノロジーの急速な発展等により大きく変わりつつあります。また他方「人的資本経営」に象徴されるように、改めて人材の重要性にもフォーカスされています。この状況は経理・財務部門も同様であり、どのような役割を目指すべきか、AIをはじめ最新テクノロジーを適用できる人材に求められるスキルとは何か、最近の意識調査の結果も交え考察します。
外資系大手監査法人での監査業務を経て、ビジネスコンサルティング部門に転籍。業績管理・会計分野を中心とした、コンサルティングおよびERP等のシステム導入コンサルティングを手がける。2010年に創業メンバーとしてアカウンティング・アドバイザリーを設立。IFRS導入、過年度財務諸表遡及修正業務等のサービスラインを確立、現在は業績管理・連結会計・ERPなどのシステム導入を含む会計関連プロジェクト実行支援サービスを提供。
櫻田 修一氏
株式会社アカウンティング・アドバイザリー
マネージングディレクター/公認会計士 一般社団法人日本CFO協会主任研究委員
14:40 - 15:20
楽天グループは、AIの力で人間の創造性を拡張することを目指しています。この戦略の核心はオンライン・オフラインの多様なチャネルから得られるデータと、数万人規模の専門家の知識を融合させることにあります。弊社では「AI-nization」をテーマに掲げ、「ディープラーニング基盤の拡充」「事業成長を加速させるソリューションの構築」「顧客体験を向上させるAIツールおよびサービスの創造」という3つの軸でAI化を推進しています。日本発のグローバル企業として、楽天グループは国内のあらゆるビジネスにAIを導入し、その成功を支援していきます。
楽天のCAIDO(Chief AI & Data Officer)として、楽天エコシステム(経済圏)における70以上のサービスのAI戦略とエンジニアリングをリードし、グローバルな研究機関である楽天技術研究所を指揮している。
楽天入社以前は、MicrosoftのBingやコマース事業にてシニアリーダーとしてのポジションを経験、ニュース&フィードチームのジェネラルマネージャーも務めた。その後、Googleのシニアディレクターとして、ローカル検索製品の戦略と開発を統括していた。なお、ダートマス大学でコンピュータサイエンスの修士号を、また、ワシントン大学でMBAを取得している。
ティン・ツァイ Ting Cai氏
楽天グループ株式会社
AI & Dataディビジョン
専務執行役員 CAIDO(Chief AI & Data Officer)
15:30 - 16:10
市場から常に変革を求められる企業・ビジネスにおいては、AIの使いこなしが競争力の源泉となります。本講演では、企業が持つ様々な課題を解決するため、CTCが高度AI技術を用いてどのように課題を解決しようとしているのか。さらに、顧客と共に作り上げる未来図についてご紹介いたします。
伊藤忠テクノサイエンス(現伊藤忠テクノソリューションズ)入社後、データウェアハウスやビジネスインテリジェンス、アナリティクス分野の専門家として顧客のデータ活用やシステム開発を支援。製造業、サービス業等多業種において豊富な経験を持つ。2022年より新規事業開発部門を牽引し、先進デジタル技術を駆使した社会課題解決型ビジネスモデルの創出に従事。2024年からは現組織でデータ&アナリティクス・AIビジネス戦略策定・実行およびデータサイエンスとビジネス知見を融合させたソリューション開発、AIプロダクトの開発をリードする。
久保田 さえ子氏
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 デジタルサービス開発本部 本部長
10:00 - 11:00
今後、AIが搭載されたERPが当たり前になっていく中で、最新機能を活用するためのFit to Standardでの導入の重要性や、AIと業務をマッチさせ進化させるために、業務プロセスを熟知したユーザー部門が導入や運用に関与する必要性など、未来のアプリケーションのあり方やその効果を最大限享受するための視点をガートナーアナリスト本好氏がお話しします。
ガートナージャパンではERPを中心とした企業向けアプリケーション分野の動向分析、ならびにソリューションの選定・導入・運用に関するアドバイスを担当。ガートナージャパン入社以前は、業務改革およびシステム導入に関わるコンサルティング業務に従事。慶応義塾大学総合政策学部卒。
本好 宏次氏
ガートナー ジャパン株式会社 リサーチ&アドバイザリ部門
バイス プレジデント アナリスト
11:10 - 11:50
VUCAの荒波の中で企業が長期的企業価値を創造していくためにファイナンスや企画部門は何をすべきでしょうか。FP&Aの導入、その武器としてのデータ整備、そしてそれを生かした経営の仕組み構築について、アサヒグループジャパンでの取り組みをご紹介します。また外資、GAFA、日系グローバル企業の経験から導き出したJTC(Japanese Traditional Company) へのAI 導入にあたって留意すべきポイントや効果的な順序も考察します。
1991年に一橋大学社会学部卒業、同年P&Gの日本法人に入社。Business Partner Finance,Corporate FP&A, 経理部門アジアサービスセンター集約、日本ファイナンス副本部長等ファイナンス職を歴任しつつ、P&G China (Sales).LTDのジェネラルマネージャー等、日本・APAC・中国でGo To Marketの変革プロジェクトもリード。 2015年、アマゾン・ジャパンにファイナンス・ディレクターとして入社、主にリテール部門で事業本部ビジネスパートナーや全社プロジェクトを担当。2022年8月にアサヒグループジャパンに入社、同9月ファイナンス担当執行役員、2023年3月に常務執行役員CFOに就任、現在に至る。
瀬戸 潤子氏
アサヒグループジャパン株式会社 常務執行役員CFO
12:00 - 12:40
IFSとともに歩むお客様は、産業用AIを「今」のビジネス環境に適用し、具体的な成果を創出しています。予測インサイトの提供、業務の最適化、コンテキストに基づくナレッジの活用、Copilot機能、そして産業用AIエージェントの統合に至るまで、幅広い領域での実装が進んでいます。
2024年 3月に IFSジャパンに入社。プリセールス本部にて、日本のお客様のビジネス課題を深く理解できるプリセールス人材の育成に注力し、IFSグローバルが持つ強い経験と製品力を組み合せたソリューションの価値を具体化、お客様の事業変革に伴うチャレンジと伴走するビジネスシーンを技術面から支援するビジネスエコシステムリーダーの一人として尽力している。
竹中 康高氏
IFSジャパン株式会社 プリセールス本部 執行役員 本部長
12:50 - 13:30
購買・調達部門は事業や製品競争力向上のため、開発・製品設計の上流段階から参画する重要性が増しています。AGI時代においては、テクノロジーによってサプライチェーンを効率化することで上流活動を実践し、さらに地政学等のリスク対策の強化も必要です。また当講演では、新技術とデータ活用によるプロセス効率化だけでなく、企業のブランディング向上にもつなげる未来志向の調達戦略も提案します。
未来調達研究所株式会社所属。大学卒業後、メーカーの調達部門に配属される。調達・購買、原価企画を担当。サプライチェーンを中心とし、企業のコンサルティングを行う。コスト削減、原価、サプライチェーン等の専門家としてテレビ、ラジオ等でも活躍。企業での講演も行う。著書に『調達力・購買力の基礎を身につける本』(日刊工業新聞社刊)『未来の稼ぎ方』、『買い負ける日本』(幻冬舎刊)等、38冊。
坂口 孝則氏
未来調達研究所株式会社 経営コンサルタント
13:40 - 14:20
リコーは、ワークプレイスサービスプロバイダーとして、OAメーカーからデジタルサービスの会社への変革を進めています。そこで欠かせないものがAIとデジタル人材です。
本講演では、生成AIを活用した社内実践事例や、お客様への提供価値事例を紹介し、それらを支えるデジタル人材育成の取り組みと、AIを安全に活用するための技術倫理の活動についてお話しします。
1986年、株式会社リコー入社。常務執行役員就任(2019年)、DocuWare GmbH Board Member(2019年)、RDS BU デジタルサービス開発本部本部長(2021年)、情報セキュリティ統括センター所長(2021年)、デジタル戦略部部長(2023年)、技術経営部部長(2024年)などを歴任し、現職に至る。
野水 泰之氏
株式会社リコー コーポレート上席執行役員 CTO
技術統括部 部長 兼 デジタル戦略部 部長
14:30 - 15:10
生成AIの急速な進化により、AI活用の主役はエンジニアから一般従業員へと拡大しています。現場が主体となって業務マニュアルやイベント情報を記録・共有し、それをAIが学習することで、課題抽出や業務改善を高度に支援します。非IT従業員へのローコード/ノーコード開発やAIトレーナーの育成を通じ、「社員の誰もが自らの業務をAIで変革できる環境」を構築。AI活用の民主化で企業全体の競争力と持続的成長を実現する事例を紹介します。
2005年早稲田大学大学院商学研究科を修了後、日本電気株式会社を経て、アクセンチュア株式会社に入社。同社では、製造流通業向けのコンサルティング業務に従事し、業務・システム改革、IT戦略立案/組織改革、DX推進支援など多くのプロジェクトを支援。2022年12月からDX推進責任者としてヤマシタに参画し、デジタルを活用した社内改革や新規ビジネスの構想・推進を担当。2025年4月よりデジタル本部 本部長 兼 DX推進部長に就任し、DX推進部、システム開発部、コーポレートIT課の3組織を統括。
小川 邦治氏
株式会社ヤマシタ デジタル本部 本部長
15:20 - 16:00
AIの導入が加速する一方で、「思うような成果が出ない」「そもそも活用が進まない」といった声が多く聞かれます。その背景にはAIを活用する前提となる“データの整備”と“適切なセキュリティ設計”の欠如が存在します。
本セッションでは、業務データが集中と分散を繰り返してきた歴史を踏まえ、AI時代に、本当に必要となるデータ活用のあり方、そして機密性や複雑性が増す中で求められるセキュリティ対策・アクセス制御の最適解について解説します。
2006年より、セキュリティ、内部統制、個人情報保護に関するシステムの提案・導入支援に従事。現在は、企業のオンプレミスおよびクラウド環境におけるセキュリティ強化や、コンテンツ管理の販売戦略・ビジネス開発を担当している。JNSA(日本ネットワークセキュリティ協会)のデータベースセキュリティWGのリーダーとしても活動中。
大澤 清吾氏
日本オラクル株式会社 クラウド事業統括 クラウド事業戦略本部 クラウド戦略部
シニアマネージャー、CISSP
16:10 - 16:50
企業が業務で生成AIを利活用する場面は「自社業務の効率化」「新規サービスの開発」の2種類がありますが、いずれの場面でも重要なのは「適切なシステム対応」と「適切なルール設定」です。この両者は車の両輪のようなもので、どちらかだけだと上手くいきません。本講演では、企業の生成AI導入に際しての法務コンサルティングや社内ガイドラインの作成サポートを多数行ってきた講師が、生成AIに関する基本的な法的リスクと企業で実際に実践できる内容に焦点を当ててお話しをする予定です。
2000年弁護士登録。2015年にスタートアップのサポートを重点的に取り扱うSTORIA法律事務所を共同設立して現在に至る。専門分野はスタートアップ法務、AI・データ法務、ヘルスケア法務。現在、様々なジャンル(AI、バイオ、医療、製造業、プラットフォーム型等)のスタートアップを、顧問弁護士として多数サポートしている。経済産業省「AI・データ契約ガイドライン」検討会検討委員(~2018.3)。「第2回 IP BASE AWARD」知財専門家部門グランプリを受賞(2021) 。
柿沼 太一氏
STORIA法律事務所 パートナー弁護士